地域課 事業計画

小地域福祉活動事業・権利擁護センター事業・ボランティアセンター事業の3つの柱の充実を基本として、地域福祉の総合的発展を目指します。

1.小地域福祉活動の充実

(1)地区(校区)社協・地区地域福祉ネットワーク委員会との協働

小地域福祉活動推進の基盤となる実践として、市内全域をカバーする20の地区(校区)社協・地域福祉ネットワーク委員会の活動を日常的に支援していきます。
また、定例開催されている各地区の地域福祉ネットワーク委員会、地区(校区)社協、民協、自治会長会等に担当職員が出席し、情報の収集と提供、課題検討への参画等を継続していきます。

(2)福祉委員活動の活性化

地域の要援護者見守りネットワークの中心を担う人材として、市内全域に配置されている福祉委員の活動推進を図るため、統一テーマによる市内13か所での本会主催研修会の開催と地区(校区)社協主催の研修や連絡会運営の支援に努めます。

(3)「いきいきサロン」活動の充実

代表者や世話役を対象に、サロン活動の充実・発展に資する情報の提供や交流に主眼を置いた「いきいきサロンお世話人研修会」を開催し、サロンで行う介護予防活動の実践を進めます。

(4)認知症高齢者を支える地域づくり

厚生労働省の「認知症を知り地域をつくる10カ年構想」にもとづく全国キャンペーン事業である「認知症サポーター(認知症を理解し支援する人)養成講座」を市からの受託事業として平成21年度からスタートしており、今年度も引き続き実施します。
また、地域包括ケアシステムの構築のために、医療機関や介護サービス提供事業所、地域団体、行政等と連携を図ります。

(5)災害時要援護者対策の推進
行政と連携して「ふれあい・ほっとライン」の更新を行い、災害時要援護者支援制度の強化につな
がる活動を進めます。

2.権利擁護センター事業の充実

成年後見制度事業(法人後見事業)並びに日常生活自立支援事業を2本柱とし、認知症、知的障がい、精神障がいなど判断能力の低下している方や移動困難な身体障がい者等も含め、利用者の権利を守るために今後も継続して支援していきます。
なお、平成27年度より、福岡県社協の実施する「日常生活自立支援事業」は、県内の区域の再編と基幹社協が変更となるため、今後は新たな基幹型社協と連携を密にして事業展開を図ります。

3.ボランティアセンター事業の充実

障がい児者関連領域への取り組みに一定の重点を置いた展開を継続して進めるとともに、実施に当たっては、学生ボランティアの組織化、ボランティア連絡協議会との協働に努めます。主たる事業は次のとおりです。

(1)ボランティアに関する相談・紹介等コーディネート業務
(2)ボランティア活動保険掛け金の助成とボランティア活動保険等の取り扱い事務
(3)移送支援事業(ボランティア移送サービス)の実施
(4)障がい児日曜ひろばの実施
(5)入門講座、音訳講座、点訳講座等、各種ボランティア講座の開催
(6)飯塚市ボランティア連絡協議会との協働
(7)福祉関係団体への支援
(8)有事の際の災害ボランティアセンター業務
①災害発生時には、「災害時におけるボランティア活動に関する協定書」に基づき、飯塚市からの要請を受けてボランティアセンターを設置して活動を展開します。
②災害ボランティアセンター運営マニュアルの作成に着手します。

4.飯塚市地域福祉活動計画の策定

現在継続審議中の第1期飯塚市地域福祉活動計画を、本年9月を目標に完成を目指します。そして、この活動計画を基礎として、地区(校区)社協と連携し、各地域で行われている小地域福祉活動が更に充実するよう事業展開を推進していきます。

5.支所を拠点として行う地域福祉活動推進事業計画

◆事業概要
住民参加を基調とした地域福祉活動については、自治会、民生委員児童委員、福祉委員、ボランティアを始め、地域の住民の方々や関係機関・団体との広範なネットワークにより、地域の福祉課題と特性に応じた取り組みを進めます。

 

(1)支所が共通して行う主な小地域福祉活動【最重点事項】
1)地区(校区)社会福祉協議会活動の推進と地区地域福祉ネットワーク委員会との協働
2)福祉委員活動の推進
3)いきいきサロンの設置と運営の支援
4)災害時要援護者支援制度の推進

(2)支所が共通して行う主な地域福祉活動
1)ボランティア団体等の育成および連絡協議会の活動支援
2)各福祉関係団体の活動支援
3)支部・地区自治会長会、地区民児協との連携強化
4)福祉体験学習や総合学習の支援
5)心配ごと相談所の運営
6)福祉用具貸出事業の実施
7)福祉ベル設置事業の実施
8)権利擁護事業の推進
9)共同募金運動への協力
10)地区まちづくり協議会への参画

(3)支所が協働して行う主な事業
1)在宅介護者リフレッシュ事業の実施
2)社協情報テレホンサービスの提供
3)障がい児者バスハイクの実施
4)ワークキャンプの開催

(4)支所の福祉課題と地域特性に応じて行う主な事業
(地区(校区)社協・地区地域福祉ネットワーク委員会の事業を除く)
1)さわやかスポーツ大会・レクリエーション交流会への支援・・【飯塚】
2)在宅介護者の会活動の支援・つどいの開催・・【飯塚】【穂波】【筑穂】
3)地域福祉講座の開催・・【穂波】
4)子育てサロン・子育て広場の開催・・[飯塚]【穂波】
5)社会福祉推進校事業の推進・・【穂波】
6)一人暮らし高齢者緊急対応「安心箱」事業の実施・・【穂波】
7)一人暮らし高齢者会食会の開催・・【筑穂】【頴田】
8)介護予防型サロン普及事業の実施・・・【筑穂】